2017年12月10日

親の心、子知らずとはよく言ったもので。


先日のこと長年育ててきた作曲家が私の逆鱗に触れた。

半年ほど前から注意、指導してきた事を改善せず。
あげくそのことで問題が発生したにもかかわらず、私への報告は後回しで
友人とラーメンを食べにいくしだい・・・。

ずいぶんと舐められたものである。
私が大嫌いなのは、舐められるのと、同じことを何度も言わされることだ。


さすがに日頃は温厚な私も「ああもうこいつだめだ」と。

「はい、もう君いらない」と切り捨てることを宣言。


これに大騒ぎしたのは周囲のスタッフや広告代理店の重役たちだ。

なにしろこの作曲家は私の「右腕」と周囲に評価されている。

じっさい右腕だ。

その右腕を私が自ら切り落とすと言ったものだからさあ大変。

たくさんの人から「思いとどまってください!私からちゃんと言ってきかせますから」と言われた。

「言って聞かすとはなんだ?俺が何度も何度も指導してきて改善しないやつだぞ?いまさら信用できるか!子供のあそびじゃないんだぞ!あいつには覚悟がたりん!」と言い返した。

で、結局、私の父親と同じ年の広告代理店重役さんまで登場して私に頭を下げてくるしまつ。
「彼にもういちどチャンスを与えてあげてください」と。

父親と同じ年にこんなんされたら、私だって引かざるをえない。
ここで引いたことに「俺も大人になって丸くなったな〜」と思う。

過去にはCDがいよいよ明日発売ってタイミングで発売中止にした事もあるぐらい
私は「こいついらない」と思えば、自分がどんなダメージを喰らうことになったとしても切り捨ててきたから。
実際、前日に中止ともなればそれはもう大変なのだ。
流通問屋にも販売店にも謝罪して、レーベルとしても信用にも傷がつく。
それでも私は断固として切り捨てて来た。

私がそういう人間だと知っている周囲の人間が
それでも「彼にもう一度チャンスを」と食い下がってきたのだから
彼は幸せ者だ。

親離れ、子離れ、という言葉が頭をよぎる。

彼は私の右腕として長年そばにいたから、どうしても甘えがでるのだ。
今回の件も、本人はまさかこんなおおごとになるとは、自分が私の逆鱗にふれるとは思ってもみなかったフシがある。

親離れという意味で、すこし距離を置いてみようと思う。
彼との連絡は間に別のプロデューサーをおいて。
私と直接やりとりはできないようにした。

もちろん裏をかえせば、私の子離れのためでもある。
どうしても彼に対する期待から「なんでこんな簡単なことができんのだ!」とイライラしてしまう。

私の体が動くうちに、私の名前が業界内で力をもつうちに・・・彼を一人前に育てなければという責任感も、過度のプレッシャーを彼に与える原因になりうる。

べつに彼が一人前になるのが大事であって、私が指導することが大事なわけではない。

今回の件はよいきっかけだろう。


こんなこと書いてる今だって、彼はちゃんと私を思いとどまらせるために奔走してくれた周囲の人たちにお礼を言ったのだろうか?とか気になって仕方がない。


これでキチンとお礼を言ってなかったら・・・また激怒してしまいそう・・・いや激怒するな。

ってことで、いまは距離をおくほうがいいのだ。

俺の庇護がない状況で頑張ってみればいいのだ。
それで業界を去るならそれもまた良し。
しょせんはその程度の人材だったというだけのこと。

成長して一人前になるならそれもまた良し。
多くの人の心に届く曲を世にはなってほしいものだ。



posted by サムライX at 03:40| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。